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「パンプキン! 模擬原爆の夏」を読んで

パンプキン爆弾という、原爆の投下演習するための爆弾があったらしい。
自分は長崎出身のため、小学校の夏休みは8月9日が登校日で、原爆に関する話を聞かされたものだったが、パンプキン爆弾の話は初耳だった。
世界初の事柄に対し、予行演習は付き物ではあるが、日本各地にパンプキン爆弾を落とし、データを取っていたとは、今更ながらに驚きである。

本書は同じように「そんなことがあったのか」と驚いた少女ががパンプキン爆弾について調べていくうちに、「原爆とは?」「戦争とは?」と考えていく話。
あくまで児童文学ではあるが、大人が読んでも充分に考えさせられるものがある。

今の世の中、知らされない事、知らなくても良い事、知らないふりをしても過ごせてしまう事、そんな事柄が溢れている。
登場人物の少年の台詞。
「知らないのはこわいことだよ。だれかの言っていることが事実とちがっていても、そうなのかなあって信じてしまう。ぼくはそれがいやなんだ」

パンプキン爆弾の存在という「歴史の裏側」的な事実。
いつの時代にも存在するであろう、為政者や権力者にとっての不都合な真実。
「知る権利」を振りかざすだけでなく、「知る努力」をしなければならないのかもしれない。

パンプキン!-模擬原爆の夏-令丈-ヒロ子

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